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何が違うの?ロボット教室、ロボットプログラミング教室、プログラミング教室

当教室ではヒューマンアカデミーのロボット教室を運営しています。

世の中には他社のロボット教室やロボットプログラミング教室と銘打っているところもありますね。

実際のところ、詳しい方でないと明確な違いは説明できないかと思います。

そこで今回は私見もあることを前提にざっくりとした違いをお伝えしたいと思います。

 

まず初めに当教室で扱っているロボット教室(ヒューマンアカデミー)は

低学年は純粋にロボット教室ですが、中上級者からはプログラミングも運用していきますのでロボットプログラミング教室でもあります。

プログラミングを取り扱わない低学年では、摩擦・重心・ギヤ比などからクランク機構などの物理や機械工学の基礎となることを体感的に学んでいきます。

そして、物理・機械工学の感覚が身についたところで、様々なセンサの情報をもとにロボットを思い通りに動かすためにプログラミングを学んでいきます。

物理・機械工学とプログラミングの基礎を両方ともしっかり学べるプログラムになっています。

他社で言うとクレファスさんは近い印象を受けます。クレファスさんの方が教育寄りかもしれないです。カリキュラムがしっかりしていて素晴らしいですが、それだけに年度途中の入会が難しい気もします。それ以上は分かりません。。あと残念ながら(?)今のところ福井にはありません。

 

「ロボットプログラミング教室」と銘打っているところの多くは、ロボットは完成品でそのロボットを如何に思い通りに動かすのか、を主眼としています。

プログラミングがメインの学習コンテンツで、自分が組んだプログラムをロボットが実行してくれます。一言でいえば、ロボット作りはないことが多いです。

ロボット作りとプログラミングと両方をバランスよくされている教室もありますが、小学校の低学年向けのコースがないこともあります。(低学年で両方を学ぶのはハードルが高いということなのだと思います。)

 

「プログラミング教室」はもちろんプログラミング自身がメインコンテンツで、ロボットではなく画面上のキャラクターを試行錯誤して動かすプログラムが多いイメージです。中にはアプリの開発などのコースを持っているところやマイクラを使って学習する教室もあるようです。本格的に学ぶのか楽しむことを優先するかで内容・レベルもかなり違います。

 

ちなみに

小学生のプログラミングに関して言えば、ビジュアルプログラミングが一般的です。小難しい言語の勉強をするわけではなく、特定のコード(関数)がビジュアル化されており、それをつなげる、数値を変えるなどするだけで、比較的簡単にプログラミングができるというものです。これをマスターしたら将来IT人材として有望!・・・というわけではなく、あくまでプログラミング的思考を得られると思ってください。

ただし、プログラミング的思考≒論理的思考です。お子様の成長過程の中で必ず間接的に効いてきます。問題を発見し、どのような処置をすることで解決するか思案し、実際に実施してみる。この過程を幾度となく繰り返すことでプログラミング的思考は育ちます。

ちなみに、プログラミング的思考は色んな場面で伸ばすことできます。ロボット作りもそうです。算数の文章題もそうです。問題を発見して解決してく場面があればそれはすべてプログラミング的思考を鍛えている瞬間です。あとは、それを如何に丁寧にかつ回数多く取り組めるかだと、個人的には思っています。

 

話がそれましたが、最後に教室選びの基準となる目安をお伝えしたいと思います。

まず第一に「お子様が何をしたいのか

ロボット作りがしたいのか、ロボットをプログラミングで動かしたいのか、プログラミングで画面上のキャラクターを動かしたいのか。本当にやりたいことに取り組んでいるときには、子どもたちはすごい集中力を見せてくれます。その集中力もぜひ伸ばしてほしい力の一つです。

第二に「保護者の方の想い

教室を通じて、どのような力をつけて欲しいのか(でも強制はしないでくださいね)、そのためにはどの教室が一番最適か。

第一、第二は主に教育コンテンツの選定の話ですが、

最後に「教室の雰囲気・先生との相性」ですね。

近くに似たような教室がゴロゴロある地域でないと選びようがないかもしれませんが、相性はなんやかんやで大切です。保護者の方が先生や教室を信頼できていないとお子様も先生や教室を信頼できません。体験などは1回だけの短い時間ではありますが、そういうところも判断材料の一つとして見ていただけると良いかと思います。

こんなことを書くと自分自身にもかなりのプレッシャーですが。。。

 

私は機械工学を勉強したこともあり、ロボット教室が一番魅力的に見えました。ロボットの外側(ハード)も内側(ソフト)もどちらも学べる気がしたからです。ロボットを設計するには、どうやったら自分が求めている動きができるロボットを作れるのかというメカ的な部分完成したロボットをどのように制御して動かすのかというプログラミング(制御工学)の二つの視点が必要です。この分野に携わる社会人であれば、どちらか一方の分野に精通していればいいのかもしれません。しかし、可能性に満ち溢れている子どもたちにはどちらの世界もぜひ体験してほしい。ここがロボット教室を運営することに決めた個人的な想いの根源でもあります。

 

最後は宣伝じみていますが、参考にしていただけましたら幸いです。

ちなみに写真はロボット教室のプログラミングの画面です。ビジュアルプログラミングです。